羆の人生記

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年収200万円東京暮らしを田舎から見る

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photo by https://pixabay.com/ja/

見つめたところで見えてこないですよね、何故なら東京に住んだことがないからです。

 

冒頭から全て終わるようなこと書いちゃいましたが、書かせてください。あくまでもこの記事は田舎に暮らすひとりのおっさんの想像に過ぎないのです。

 

年収200万円から見る東京

これで記事を書いてみよう

2019/07/14 06:43

 

記事を書くきっかけはこの増田*1ですね。けっこうリアルに年収200万東京暮らしを書いてくれて、大変学びがあります。

 

前段の統計データをもとに語る東京も地に足の付いた感じで見ていて安心感があるし、僕もいつかこんな記事を書いてみたいと思いつつ今日も感情に任せて私見を述べるにとどまるのですが。

 

※記事内の引用文は件の増田からです。

東京暮らしは地獄に見える

さて。

 

この暮らしを田舎に住む僕が見ると、どうか?という話をします。

 

前提条件として収入は同世代と比較しても十分であり、親との関係は悪くなく、知人友人にもそれなりに恵まれているという環境があります。身体または精神障害などのハンディキャップはありません。ただし、×2で年間借金返済250万円しています。変なところでバランスとってます。

 

この立場からすると東京の暮らしのそれは地獄ですね。

 

ぼくが年収200万円台だった頃は家賃が35,000円のクソボロアパートに住んでいて、職場と家を行ったり来たりしていただけだったのと、朝はほぼ廃棄になりかけのおにぎり2個(100円)+夜は半額の弁当(290円)というループと、たまに牛丼を食べていたので食費は2万円ほど、光熱費は1万円で、毎月5万円ほどが余剰となった。

 

ボロアパートでも家賃が35,000円というのにまず驚く。35,000円ならこちらだと中心部から少し外れても築10年のアパートが探せばあります。

 

職場と家を往復する毎日に光は見いだせない。余程自由な雰囲気でストレスフリーでもない限りは無理です。でも、きっとそうじゃないのでしょう。

 

食事の内容も想像しただけで辛いです。旬の野菜と動物性たんぱく質を交えた手作りの料理しか習慣的に摂取する気がおきません。食に関してはケチってはいけない、というポリシーが自分の中にあります。1日3回の楽しみは、少しでも感動を呼ぶものでないと、ほかに嗜好品も少ないのでやってられないのです。

 

余剰は社会保障関連の出費をしたうえで、のお金でしょうか。ここらへんは意外と自分と使える額は一緒だったりしますので、そんなに辛そうには見えません。

 

 

地獄感が強いのは、自分の時間のなさと食事内容でしょうか。ここらへんが解消されれば、東京暮らしもありなのかなって思いますけど。その場合は年収が400万以上は必要になりますかね?

 

田舎は「親との関係」がキー

ここまでは増田の語る東京生活の所感を述べましたが、田舎で考えるとどうなのかを見ます。ちなみに北海道旭川市で人口34万弱の中核市です。おいおいこれで田舎を語るな、とおっしゃる方は御免なさいね。あくまでも東京都の比較の上で田舎と称しました。

 

田舎ではどうか、といっても一概に言えないところがあります。東京でもそうなのでしょうけど、親との関係性がとっても重要になるのです。

 

まず親がどのような状態なのか。正社員で仕事を満了して退職金と年金で不自由なく暮らしているのか、あるいは認知症で家もゴミ屋敷で立ち行かない状況なのか、それともアル中ギャンブラーで子供たちにしょっちゅう金の無心をするのか。

 

極端な例ばかり出しましたが、この方が分かりやすいと思います。要は「親にパワーがあるのか」ということです。ここが重要。

 

この上で、その親と仲がよいか、ということがさらに重要です。ピンピンしててお金があっても、仲が悪ければ意味がないです。

 

運よく元気でお金に不自由しない親と良好な関係を築けていれば、あとは真面目に生きているだけで人生ゲームを大過なく終えることが可能です。年収は200万程度あれば問題ないでしょう。親がある程度の遺産を残してくれるからです。兄弟の多少も影響しそうですね。

 

親の縁に恵まれなければ、ものをいうのは年収

大きいのは「地元が好きではなかったから」「親と離れたかったから」「周りから監視されてる感が強かった」というもの。

増田は親の縁に恵まれない、というよりも親族のしがらみに嫌気がさして東京で暮らしていたようですので、「親との縁がない」とは正確には違うかもしれませんが、このようなめぐりあわせも含めた縁、として考えます。

 

もし親の縁に恵まれなければ、自分の生活を(主に精神的な部分で)豊かにするために親元を離れる必要があります。そのために必要なのは、自分で生きていく生活力です。要は年収ですね!

 

親元から離れて田舎でも自立生活を送り、かつ老後も安定した生活を送るのであれば年収400万円はほしいところです。ではどの職業に就けばいいか?

 

医療系または公務員でしょうね。リアルですけど。

 

公務員になれれば御の字ですね。雇用安定の年功序列で収入が増えますし、年金制度も盤石で退職金も民間より保証されていますので。

 

医療系はヒエラルキーの最上部は医師ですが、ちょっと住む世界が違いますので、ここでは年収400万~年収600万クラスの士業あたりが想像しやすいですね。

 

これくらいの年収があれば、親の支援がなくても十分に自分の足で立てる生活ができますね!ギャンブルと酒に注意ですが。

 

親の縁も、自分の年収もない場合は福祉に頼る

親とも疎遠で、年収も増やせない場合。色々な事情はあると思います。その場合は福祉の出番です。役所に行って自分の生活が最低限度以上となるよう手続きします。

 

自己責任ではないです。好きで貧困になる人はいないはず。運が無かっただけです。生まれも育ちも縁も、です。なので、堂々と福祉サービスを受けてほしいし、周りも冷やかしたり阻害しないでほしいですね。

 

周りでこういった方がいて路頭に迷っている場合は、公的援助を受けるアドバイスをしてあげてほしいです。その時は、責めるような言葉を避けて、あなたはよくここまで頑張ったね、でももう休んでいいんだよ、って感じでアシストしてあげてください。

 

行政サービスを受けるリテラシーがなければ・・・

闇に埋もれることになります。光の届かない社会の洞窟のようなものです。

 

ここにスポットを当てる、救い上げることができるのは志高い人だけですので、そのような救いの手を差し伸べる人を増やす必要があります。

 

終わりに

東京暮らしを見ようと言葉を連ねていたら、最後の方でなぞに脱線してしまいましたね、失礼しました。

 

総括的に述べるなら、田舎でよい人生を送るなら親との関係性が非常に重要であるということですね。文章を書いていて、自分で再認識したくらいです。

 

親との関係が重要だからといって、自分の魂を売ってまで親に媚びる必要はないし、苦しければ親元を離れるのはアリだと思いますよ、増田みたいに。

 

ただ、その場合はやっぱり大きな縁のリソースが1つ欠けるわけですから、いよいよ自分で食っていく武器は増やす必要があるのかなと思います。

こういう境遇の人はハングリー精神が旺盛なんでしょうね。僕みたいに温室育ちの田舎者は、貪欲に稼いでやる!っていう危機感が欠如しています。そりゃ、アフィリエイトも頑張らないわけですよね、そんなことしなくたって将来困らないですもん。

 

ではでは。

*1:はてなアノニマスダイアリー