語彙を身に着けるためには、辞書を準備して読書しよう!
って話をします。
語彙力についての書籍
「語彙を身につければコミュニケーションにおいてもスムーズになり、知的な会話ができる」 と冒頭で述べ、語彙を身につけるための書籍やドラマ、TV番組や曲の歌詞についても具体的に述べて言及しています。以下、その一例。
- カラマーゾフの兄弟
- シェークスピア作品
- 海外ミステリー
- 論語
- 三国志
- 仏教関連
特にカラマーゾフの兄弟に関しては、学生に読ませたところ、明らかに語彙が豊富になって教養が身についていくのが解る、と述べていますね。
語彙力の本だからといって、難しい言葉を並び立てて書いているわけではなく、「面白いし教養が身につくよ!」という作品を具体的に多数述べてくれているので、とても参考になります。
書籍内で印象に残った箇所を引用させていただきます。
「語彙が豊富で早口」…『リーガルハイ』的。現代日本に求められている
「語彙は豊富でゆっくり」…説法やお別れの挨拶など。人を諭すときにも用いる
「薄っぺらい早口」…浅薄な印象を与える
「薄っぺらくてゆっくり」…頭が悪い印象を与える
人の話し方で、どのような印象を受けるかが率直に記載されてます。まぁ、知的に話をするのでしたら、読書は必須だよってことを言いたいのでしょう。
語彙を身に着けるためには
結論としては
「読書しながら、解らない言葉が出てきたらつど辞書でひいて調べる」
これが簡単かつもっとも語彙の身に着く方法だと思います。
読書そのものも楽しいものだし、わからない言葉を調べることで語彙も増えます。楽しみながら知識や教養を身に着けることができるというのは最高です。
あわせて、ブログなどで覚えた語彙をさりげなくアウトプットにも使用してみると良いでしょう。適切な場面で使うことができれば、もうその言葉は自分のものになったといっても過言ではありません
何はともあれ、読書を欠かさないことです。これが知識と語彙を枯渇させないための最大の方策です。身体を動かして健康維持に努めることも重要ですが、夜の静かな時間に集中して読書を嗜む習慣をつけてみるのはいかがでしょう。
カラマーゾフの兄弟が一押しみたいです。
語彙力は「会話」や「文章化」で定着する
追記です。
語彙力ってのは、読書しただけじゃつきませんよ。
頭の中にストックはされるけど、それを出力する方法を鍛えないと駄目です。
例えば10年間、ひたすら読書だけして一切他人と会話しなかった人がいるとします。頭の中には豊富な知識と語彙が詰まってます。で、この人を人前に無理やり引っ張り出して「さぁ饒舌に話してごらんなさい」と強制しても、おそらく豊富な語彙は活かしきれないはずですよ。それどころか委縮して発語すら上手くできないかもしれません。
読書する→頭にストックする→他人との会話や文章に使用してアウトプットする→始めて自分の語彙として身につけることができる。
これが黄金パターンです。少なくとも僕の経験則です。いくら頭の中で小難しく考えたって、それを実際に表現することを経験しないとね。