初代も2もやりこんだ記憶あり。従来のゲームとは一線を画す要素
「自由度が高い」
まぁ、その社会の枠(外の世界)を飛び回ったりできるわけではないのですが、その村で過ごすなら仕事もしなくて良いし何かに打ち込む必要もありません。ただただ漫然と過ごすことも可能。しかも結婚できる。
生まれ変わるならネバーランドが良いと思うおじさんです。
ワールド・ネバーランド
リバーヒルソフトから発売された架空人生シミュレーションゲームのシリーズ名である。通称ワーネバ。(中略)プレイヤーの操作するキャラクター(PC)がそれぞれの国に移住し、自由に生活を営んでいく。「PCができることはコンピュータの操作するキャラクター(NPC)にもでき、NPCのできることはPCにもできる」というPC=NPCシステムを取っているので両者は平等である。とても自由度が高く、武術・仕事や恋愛・子孫繁栄などに自分なりの目標を設定出来、自分なりの人生を送ることが出来る。
自分なりの目標設定、自分なりの人生というところが、30代も半ばにきた僕にはとても魅力的に映ります。当時は「こんな世界、ありえねえし(笑)」とか思いながらプレイしたものですが、今となってはこれが理想なんじゃないかとすら考えるようになりました。
社会に出てから十数余年。自分を出せずに周りに影響されて右往左往しながら消耗し、肩身の狭い思いをして生きていく必要もないんじゃないかと思い始めまして。そんな折に「そういや昔、めっちゃ自由なゲームがあったよな」と思い出して記事筆耕に至るわけですよ。
思い出を一気に語りたい
「何もしなくて良い」っていうけど、結局は仕事や武術に打ち込んで結果を出そうと頑張るわけです。ゲームにおいても目標が大事。月に1回、仕事や武術の結果がランキングで張り出されたりして、それで余計に競争心を駆り立てられます。自由を標榜しておいて、やってることは結構えげつない競争の扇動。
年に1回くらい武術の大会があって、それで優勝すると名声を高めることができます。まぁ、自己満足なのですが。戦闘は自分である程度操作が可能だから、結構燃えます。日頃からしっかり鍛錬していないと、当然勝ち進むことはできません。
仕事は3種類くらいあって、内容は割とルーチン。だけど報酬に良し悪しがあって(漁場なら良い獲物が釣れるなど)射幸心を上手く利用して飽きさせない工夫が凝らされていましたね。
生活するお金(なくても生きてはいけるが・・・)に直結するので、割と必死になって稼ぎます。世界ではSHOPで色々なものを販売しており、役に立つアイテムも。それを買うために稼ぐのですね。また、自分でSHOPを出して商品を売ることも可能です。
特筆すべきは「結婚システム」でしょう。町中で見かけた気になるあの子に話しかけて、どんどん懇意になっていくのです。毎日毎日、仕事場や家に通います、リアルであれば確実にストーカー行為でも、ネバーランドでは御咎めなし。
こうして単純接触を繰り返した男女はいつのまにやら仲良くなり、恋仲、そして結婚へと至るのです。毎晩励めば、近いうちに子供までできたりなんかして。その子供にプレイを引き継げたりなんかして。ここらへんが一番夢が広がる部分でしたね。特にチェリーボーイでお付き合いなんて夢のまた夢だった当時の僕には、それはあまりにも刺激的すぎる代償行為だったのです。
ある日、広場で劇的に可愛い子を発見して超ストーキング、気に入るようなアイテムを貢ぎまくって結婚にこぎつけようとしたのだけど、いつの間にか別の男にかすめ取られて涙した思い出も。あの時は目から汗が出ましたよ。
おすすめだけど、暇があるかな?(あとがき)
ま、そんなこんなでのんびり過ごすこともできれば、武術に仕事にと精を出すこともできるワーネバ。知名度が上がれば評議会議員の代表になったりもできるし、素敵なパートナーと結婚して子供を作ることもできます。
狭い世界だけど、自由度が高いという不思議な魅力を持った『ワールドネバーランド』是非ともプレイしていただきたいですね。
ネックなのは時間がかかるということでしょう。大人は「現実世界」というハードコアなネバーランドで日々消耗している生き物だから、果たしてこのゲームに割くような時間があるかどうか?という話なのです。
出典:ワールド・ネバーランド日記その1: ファミコンブログ:ワイルドガンマンズ
これはPSの『オルルド王国』の画面。人多すぎ。
出典:http://www.famitsu.com/game/coming/1213304_1407.html
フられる瞬間
出典:http://www.famitsu.com/game/coming/1213304_1407.html
これは『プルト共和国』の画面。試合、懐かしい。
負けた時は悔しいんだよなー!
PSPだったら、オルルド王国とプルト共和国が両方プレイできるんですねー。
1も2も、それぞれにしかない魅力がふんだんに詰まってます。