結局、世の中は金。
なんて結論付けちゃうとどこか味気ないというか無味な人生観を持ちかねないという気もしないでもないんだが、結局、ここに行き着いてしまう。
ヤギの乳を搾りながら、土地を変えて遊牧するような職業であったりそういう人が珍しくない時代ならいざしらず、現代においては金がものを言うというのは、悲しいかな、現実。
自分の話になるが、干支が一回りするくらい、かれこれ借金に追われ続けている。追われるとはいっても、インフラが止まるわけでもなければ、玄関先に怖いおじさんが来て、親族郎党に督促いくぞオンドリャーをかまされているわけじゃないので、まだ全然地獄の1丁目にも行ってない感じ。けど、蓄財はできない。
世の中の皆さんは一体、どれだけ蓄財してんだろうか。
なんちゃらリサーチによれば、平均でこれくらいですー的な数字は、見れば「え、そんな持ってんのマジで」となるんだろうし、しかるべき手法で行ったしかるべき組織の打ち出す統計的数字を疑ってしまうと何を信じればいいのかこれもう分かんねえな状態になるので、まぁ、信じるしかない。けど、にわかに信じがたいものはある。面倒だけど、いちおう、ひも解く。じゃないとこういう話題の俎上どころかキッチンにすら入れんので。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和元年調査結果
によれば、預貯金だけじゃなく有価証券とか保険を合計した金融資産の保有額は2019年で419万円が中央値だって!ごめん見方間違ってるかもだから、詳しくはリンク先で確認してね。
419万円。うむ。えーと自分の借金の合計額がまぁだいたい2,000万円ってところなので、2400万円くらいのギャップがある。財産整理してもおそらく1,000万円は借金で残るので、リセットは無理だ。
仮に借金がなくて、手元に400万円そこらの預貯金があったとして、いろいろ安心できるかな。子供がいるいないとか安定した仕事に就いているかも大きいのだろうけど、安心はできないね。保険に入ってなければ、大病を患えば一撃で沈むリスクもあるし、どこかの誰かにドーンと車で突っ込まれでもしたら、これも保険がなければ一気に資産が減っちゃうよね。住んでる場所の設備とか摩耗して更新が必要になったりだとかも、怖いね。
セミリタイアなんて、夢のまた夢なんだわ結局な。誰にも忖度せず、不機嫌にあてられることもなく、悠々自適に人生を謳歌するなんて、現代の平均的な感覚では、どだい無理なんだってことです。だからみんな年末ジャンボに当たる妄想が捗るんじゃないですかね。
サラリーマンを脱して、何らかのビジネスで一発あてた人から言わせれば「ほら、そういうとこだぞ。常識なんて覆せる。環境を変えれば人生が変わる。今のままでは何も変わらない。踏み出すんだ!」って背中を押すかもしれないね。けどそれって結局、見た目が崖で、どう見ても落ちたら運が良くても大けがするよね、というところに何かのきっかけで足を踏み出したら実は足場があって、歩いて行ったら自由という台地が広がっていただけの話であり、その他大勢の人から見ればそれ、崖なのよね。誰も崖に好きで落ちていかないっすよw
なので、人に無理に気を使って摩耗しながら、ソンタッキーおじさんとして生きざるを得ないというのが小心者の航路なんです。羅針盤は欲しい、好きで難破するやつなんぞ、いないんだから。ナンパで好きになることはあるかもしれないけどな!え?
まぁ、はい、とりあえず休日の午前中で思ったことを文字にしたくて好きに書きなぐってみました。またね☆